発熱外来

発熱外来の対象となる方

  • 37℃以上の発熱、または平熱より高い発熱
  • 息苦しさや嘔吐、咳、のどの痛みなどの症状
  • 味覚や嗅覚の異常
  • ご家族、同級生、同僚が発熱しており、ご自身も体調が悪い
  • 自覚症状があり、コロナ・インフルエンザ抗原検査を受けたい

桜木近くの発熱外来

桜木近くの発熱外来発熱外来では、一般外来とは別のスペースで個別に診察を行います。
感染症の疑いのある患者さんとそうでない患者さんを別々に診察することで、新型コロナウイルスやインフルエンザといった感染症の拡大を予防します。


発熱外来で診る対象の患者さん

  • 前日もしくは受診当日のいずれかで体温37.5度以上の方
  • コロナやインフルエンザの抗原検査をご希望されている方

※発熱なく風邪症状のみで上記検査をご希望されない方は通常の診察(かぜ外来)となります。


発熱外来を受診するときの流れ

発熱外来受診までの手順は以下の通りです。

1予約

必ず事前に電話もしくはweb予約をお願いします(当日予約でも結構です)。電話口で「発熱外来の予約希望」の旨をお申し出ください。
※ご予約なしで直接来院された場合、長時間お待ちいただくことになります。

WEB予約

2来院

当院に到着されましたら、画面下の写真 にあるインターホンを必ず押し、お名前をお伝えください。

来院

3受診

一部の時間帯では屋外での受付・診察・検査となります。なお、ほかの患者さんがいる場合には院内に入ることはできませんので、お車にてご来院いただくことをお勧めします。

抗原検査を受けられた方

抗原検査の結果は15分程度で判明しますが、混雑状況によりお待ちいただく場合があります。ご了承ください。

診断書が必要な方

診断書が必要な方は、診察時にその旨をお申し出ください(別途、自費で診断書代3,300円が発生します)。

4会計・処方箋の受け取り

診察終了後、5分程度で会計ができるようになります。
診察後5分程度したら「ご自身もしくはご家族の方」が受付の小窓前までお越しください。


発熱外来の持ち物

発熱外来にお持ちいただくものは、一般外来を受診される場合と同じです。

  • マイナンバーカードまたは健康保険証
  • 診察券
  • 受給者証(お持ちの方のみ)
  • お薬手帳

健康保険証をお忘れの場合、当日のお支払いは全額自己負担となります。同月末日までに保険証をご提示いただければ、窓口にて払い戻しが受けられますが、自己負担額が高額になることもありますので、受診時には忘れずにお持ちください。
また、発熱外来を受診する際でも必ずマスク着用で受診をお願いいたします。
必要に応じて血圧測定や採血をすることもありますので、袖をまくりやすい服装が適しています。


発熱外来での診察

発熱外来での診察では、問診、聴診、視診、触診、検査などが行われるのが一般的ですが、患者さんの症状などによって診察内容も異なります。

問診

問診では、現在の症状に加えて、過去の病歴、手術歴、飲酒や喫煙習慣の有無、糖尿病や高血圧などを問診表に記載いただきます。お薬を服用中の方は、お薬手帳をお持ちいただくか、服用中の薬をお持ちください。お子様の方は体重や薬の形状(シロップ、粉、錠剤など)の希望も記載ください。webやLINEから予約された方はぜひweb問診もご記載ください。

診察

診察では医師が記載いただいた問診表を確認しつつ、追加の病歴を伺ったり、聴診・視診・触診により病気を絞り込んでいきます。必要に応じてコロナ・インフルエンザ抗原検査などを提案致します。

検査

当院で実施できる抗原検査は「コロナやインフルエンザの単独抗原検査」または「コロナ+インフルエンザ同時抗原検査」となっています。
「無症状の方の抗原検査」や「コロナPCR検査」は行っていません。
また、「溶連菌迅速検査」は行えますが、ノロウイルス、アデノウイルス、RSウイルスなどの検査は行っていませんのでご了承ください。
肺炎など重篤な感染症を疑った場合には追加で院内にて血液検査やレントゲン検査などを追加でお勧めすることもあります。

結果説明・処方

検査の結果が出ましたら医師より結果説明と治療方針を説明します。内服薬の希望や診断書の希望などは必ず医師にお伝えください(問診表に記載いただくとより確実です)。

お会計・処方箋の受け取り

外診察の場合は5分程度しましたら会計窓口にてお待ちください。処方箋はどこの薬局でも有効ですが、コロナの抗ウイルス薬などは取り扱っていない薬局もあるため、どこの薬局に行けばいいかわからない方は会計の際にご相談ください。


発熱外来で発見できる病気

インフルエンザ

インフルエンザインフルエンザは主に寒い季節に流行する感染症です。A型、B型、C型の3種類があり、潜伏期間は感染後の1~3日とされています。症状としては、急激な高熱(38℃以上)、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛、時に咳や鼻水、のどの痛みなどがあります。多くの場合、1週間程度で回復しますが、肺炎や脳症などの合併症を引き起こす場合もありますので注意が必要です。感染力が強く、複数の合併症を引き起こす危険性のある季節性インフルエンザは早めの受診をお勧めします。当院ではインフルエンザワクチンの予防接種にも対応(毎年10~11月頃)していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

肺炎

肺炎とは、細菌やウイルス感染により、肺に急性の炎症が起こる病気です。肺炎と呼ばれる病気には、間質性肺炎や薬剤性肺炎などもありますが、これらは全く異なる病気で感染症ではありません。また、肺結核は感染症ですが、発症まで数ヶ月かかり急性ではないため、通常は肺炎に含まれません。風邪は、鼻やのどなどの上気道にウイルスが感染して炎症を起こす病気です。風邪と肺炎は別の病気ですが、上気道に炎症が起こると細菌が肺に入りやすくなるため、風邪が肺炎に繋がることは多くあります。

新型コロナウイルス感染症

新型コロナウイルスの場合、潜伏期間(ウイルスが体内に入ってから症状が現れるまでの期間)は1~14日間と言われています。ただし、感染後5日目頃に症状が現れることが多いと考えられています。また、感染しても全く症状が出ず、感染していることに気づかずに回復する「無症状感染」の場合もあります。
症状がある場合、咳や鼻水、のどの痛み、発熱など風邪に似た症状が現れます。さらに、嗅覚や味覚の異常、下痢、頭痛、筋肉痛なども現れることがあります。基礎疾患(糖尿病、心疾患など)をお持ちの方や高齢者の方は場合によっては感染が重症化し、呼吸困難や血中酸素濃度の低下を引き起こし、入院が必要になることもあります。さらに症状が悪化すると、呼吸不全や多臓器不全を引き起こし、集中治療室での治療が必要になる場合もあります。